薬剤師が転職活動を行うとき、ほとんどの人が転職サイト(転職エージェント)を利用します。このとき、利用する転職サイトによって対応が異なります。例えば大手転職サイトであれば、電話での対応だけで終わることが多いです。
一方で中小の転職サイトであれば、転職エージェントによって方針は異なりますが「たとえ北海道や沖縄での面接であっても、面接に同行してくれる」ことがあります。これを、面接同行といいます。このとき、その後の職場見学についても同行してやり取りしてくれます。
店舗見学をするかどうかは任意ですが、面接同行してもらう場合は必ず面接後に職場見学を設定してもらうようにしてください。そうすることで、薬剤師での転職を成功させやすくなります。
そこで、具体的にどのようにして段取りを進めていくのかについて解説していきます。
もくじ
面接同行や店舗見学によるメリット
薬剤師の転職において、転職サイトのコンサルタントが面接同行し、さらには店舗見学まで実施することは大きなメリットとなります。例えば、次のようなメリットが挙げられます。
- 緊張が和らぎ、安心して面接に臨める
- 質問事項を確認することで、求人先と年収・勤務条件をその場で交渉できる
- 職場見学により職場の雰囲気を事前に把握でき、転職後のミスマッチを防げる
それぞれについて以下で説明していきます。
面談があれば緊張が和らぎ、安心して面接に臨める
求人先(薬局、病院など)の面接へ1人で向かうことに対して、緊張する人は多いです。面接の途中で頭が真っ白になってしまい、言いたいことを何も言えずに終わってしまうのです。そこで面接同行してくれる転職エージェントであれば、面接のときに適切なフォローをしてくれます。
例えば、転職サイトによっては「必ず転職希望者と事前面談をして、希望する求人内容のヒアリングを実施する」ことを重視しているケースがあります。実際に私が転職サイトを活用したときは、当時の私は岡山県に住んでいたため、わざわざ私との面談だけのために、その転職サイトは岡山まで出向いてくれました。
面談を受けた後に求人を紹介され、ヒアリングから2週間後くらいに調剤薬局での面接を受けました。このとき、転職サイトの担当者が付き添いしてくれて、職場見学にも同行してくれました。
面接や職場見学では担当してくれた既知の転職エージェントが同席してくれたため、安心して面接に臨むことができたわけです。
電話やメールだけで対応が終わる転職サイトでは難しいですが、ヒアリングを重視する転職サイトであれば、あなたと直接会うことによって転職理由や望んでいる勤務条件を聞き出してくれます。その後、面接同行ではコンサルタントがあなたの味方として隣でフォローしてくれるのです。
質問事項を確認することで、求人先と年収・勤務条件をその場で話せる
面接同行によって、転職サイトのコンサルタントと一緒に求人先に出向く最大のメリットは、年収や労働条件の交渉を面接の場で話せる点にあります。
給料や休みなどの勤務条件は薬剤師であれば誰でも気にします。しかし、求人先へ面接に行くにしても、これらの条件を面接の場で聞くのはどうしてもためらってしまいます。実際のところ、面接のときに年収や休日などの条件を切り出すことは何も問題ないのですが、それでも勇気のいる行為といえます。
そこで、面接同行してくれる転職サイトのコンサルタントが活躍します。あらかじめ転職エージェントに「面接時に聞いて欲しい勤務条件」を伝えておくのです。例えば、以下のような項目です。
- 求人票では年収500~550万円となっているが、残業してもいいので年収550万円以上は可能か
- 通勤手当や住宅手当はどこまで支給されるのか
- 子供がいるので時短勤務をしたいが、小学生に上がるまで認めてくれるか
こうした条件面の交渉は自分からは言いにくいです。ただ、面接同行があればコンサルタントから求人先に勤務条件の話を切り出してくれます。あなたから給料や休みなどの聞きにくいことを切り出すことはないため、違和感無く話を進めることができます。
年収や労働時間などを後で決めてもいいですが、面接後はこれらの条件が不確定のまま「実際に入職するかどうか」を決めなければいけません。また、後で細かいやり取りをするよりも、面接の場(対面での話し合い)で条件面を決定しておくのが最もスムーズです。
面接が終わるまでにはすべての疑問をクリアにしておくことができるため、面接同行が可能な場合は転職エージェントを活用して年収や勤務条件の交渉を行いましょう。
店舗見学により、転職後のミスマッチを防げる
こうして転職サイトのコンサルタントに同行してもらい、無事面接が終わった後は必ず店舗見学を実施するようにしましょう。要は、あなたが実際に働く職場を見せてもらうのです。
例えば調剤薬局やドラッグストアであれば、本社で面接を受けることになります。ただ、実際に働く職場は本社ではなく、現場の薬局です。
職場見学を体験すれば、現場で働く薬剤師の雰囲気が分かります。また、どのような機器類を取り揃えており、大まかな調剤の流れも把握できるようになります。
このとき、例えば「監査マシーンがあり、調剤過誤をほとんどゼロにできることが魅力的」「現場では子育て中の女性薬剤師が多く、休みも問題なく取れることが分かった」「管理薬剤師が気難しそうな人だった」など、面接では絶対に分からないことを確認できるようになります。
例えば、以下は実際の監査マシーンです。こうした機器類については、質問すれば教えてくれます。
同じように病院であっても、調剤部(調剤課)の施設をすべて見学させてもらい、一緒に働く薬剤師とあいさつを交わすようにしましょう。
転職で失敗する人の条件の一つとして「職場見学をしなかった」ことがあげられます。職場の雰囲気は求人票に記載されていない項目なので、必ずチェックしましょう。職場見学をして初めて分かることは多いのです。
職場見学については、事前に「職場をこの目で見たい」と転職エージェントに伝えれば問題ないですし、面接当日に職場見学の希望を出しても大丈夫です。例えば私が転職サイトを活用して面接を受けたとき、当日に職場見学の希望を伝えました。
薬局見学、病院見学で確認するべきポイント
なお、実際に店舗見学をするときはどのようポイントに沿って職場を確認すればいいのでしょうか。薬局見学や病院見学で確認するべきポイントとしては、以下のような事項があります。
・調剤室の設備
調剤薬局やドラッグストア、病院とすべての施設で調剤室が存在します。こうした調剤室の設備がどのようになっているのか確認するようにしましょう。
- レセコン
- 薬歴の記録状況
- 分包機、監査システム
- その他の機器
薬局によって調剤室の中身は大きく異なります。いまは電子薬歴が基本ですが、これだけインターネットやパソコンが発達している現代であっても電子薬歴ではなく、紙の薬歴の薬局が存在します。
もちろん、以前の職場が紙の薬歴であれば問題ありません。ただ、電子薬歴に慣れている人だと紙の薬歴はストレスが溜まるだけです。
また、調剤薬局によっては異常に古い分包機をずっと使い続けていることもあります。例えば、以下のような分包機です。
機器類が古すぎる場合、その調剤薬局やドラッグストア、病院では設備投資をほとんど行わず、社長(上層部)がケチな可能性があります。そうした職場では、適切な医療を患者さんに提供することができません。
薬局見学や病院見学のとき、こうした微妙な点を見つけてしまった場合、その職場へ転職するのは踏みとどまった方が無難です。こうした調剤設備は店舗見学によって現場を確認することで、ようやく見えてくるようになります。
・スタッフの数や勤務状況
また、一緒に働くメンバーがどのような人なのかを確認するだけでなく、他に聞くこととして「スタッフがどれだけいるのか」「残業時間の実態はどのようになっているのか」「ヘルプ体制はあるのか」などの事項があります。
例えば、薬局全体で6人が働いていたとしても、そのうち4人がパート薬剤師であることは多いです。そうしたとき、「土曜日の午後は2人体制になる」「時短勤務の薬剤師が多く、夕方以降の勤務が忙しい」などのことが普通に起こります。
単にスタッフの人数だけを質問事項として挙げてもダメです。より深く質問することによって、問題なく働ける状況なのかどうかを確認するようにしましょう。例えば、どの薬局や病院でも以下のようにシフト表があるため、こうしたものを見せてもらうことで自分が実際に働くときにどのような体制になるのか事前に理解しておくのです。
また、休みの取りやすさも重要です。特に女性薬剤師の場合、子供が急に発熱して休みが必要になることがあります。そうしたとき、ヘルプ体制がどのようになっているのか事前に理解しておかなければいけません。
・薬剤師の教育体制や研修の有無
パート・アルバイトや派遣であるとあまり関係ないですが、薬剤師にとって勉強の機会は非常に重要になります。そのため正社員として勤務し、スキルや知識を高めたいと考えているのであれば、薬剤師として教育や研修の場があるのか聞いておくこともポイントです。
いくら求人票に研修制度が整っているとあっても、それが本当なのかどうかは不明です。そこで、職場見学のときに管理薬剤師や一般薬剤師へ質問することにより、実際のところどうなのかを聞くようにしましょう。
「毎日の残業が多く、薬剤師会のセミナー勉強会に出席する時間がない」「一応は会社による教育研修はあるが、使いづらいのでほとんどの人が利用していない」などの現実が判明することは多いです。
薬局見学や病院見学のとき、現場で働く薬剤師に生の声を聞けば、将来の知識やスキルを向上することができるのかを把握できるようになります。
目的の求人が決まっていても、転職サイトを利用すべき理由
なお、薬剤師として転職を検討している人の中には「既に希望の薬局(または病院)が決まっている」という人がいます。こうした人であっても転職サイトを活用すれば、良い条件で就職できるようになります。
前述の通り、転職エージェントに面接同行をしてもらうことによって、その場で年収や労働時間などの交渉をしてもらえます。これを一人だけで行うのは現実的ではないため、転職エージェントに同席してもらって交渉をお願いするのです。
もちろん、この手法は「面接同行を実施しない転職サイト」では通用しません。必ず面接同行をすることによって、給料を含め良い条件を面接の場で引き出してくれる転職エージェントにお願いするようにしましょう。
・求人の条件を面接で再確認し、現場にも伝える
実際のところ、求人票に記載されている内容・条件と現実の内容・条件が異なることはよくあります。いくら求人票で良いことが書かれてあったとしても、それが本当に守られるかどうかは別問題なのです。そこで、面接同行のときに勤務内容や条件を再確認するべきなのです。
例えば、以下は東京にあるドラッグストアの求人募集です。
ここには、残業代が1分単位で出るとあります。ただ、実際のところ求人票に書かれているだけであり、実施されないこともあります。
そこで、面接のときに同行してくれた転職サイトの担当者から「残業代はきちんと1分単位で出されますよね?」と再確認してもらいます。これにより、その求人が問題ないかどうか確実に分かるようになります。
また、これらを面接のときに代わりに聞いてもらうのは重要ですが、本社で決まった条件を現場に伝えることも非常に重要です。いくら本社での取り決めが問題なかったとしても、現場の薬局やドラッグストア、病院で働く他の薬剤師が決まった条件を知らなければ無意味だからです。
例えば、「18:00までの勤務であり、残業は一切ない」という条件で就職が決まったとします。この条件が現場にまで伝わっておらず、実際のところ残業が発生してしまうケースは頻繁にあります。
そうしたとき、職場見学の際に転職エージェントの担当者から「本社では18:00までの勤務で残業なしという決まりになったのですが、問題ないでしょうか」などのように、現場責任者に向けて聞いてもらうのです。
職場見学の段階では、まだ入社が決まったわけではありません。ただ、事前に確認しておくことで現場にまで勤務条件が伝わり、入社時の約束が守られるようになります。面接同行や職場見学で転職エージェントが付いてくれるのは、このようにさまざまなメリットがあります。
・服装はスーツ、私服ならビジネスカジュアル
なお、実際に面接を受けたり店舗見学したりするために出向く場合、服装はスーツにしましょう。スーツであれば無難であり、失敗はないです。
また、私服を指定されたとしてもビジネスカジュアルを選ぶのが適切です。夏でもジャケットを着て、ビジネスの場でも問題ない服装に仕上げるようにしましょう。
・交通費や引越し代の交渉までしてもらう
近場での就職なら関係ないですが、遠方の薬局や病院へ転職することを考えている場合、ついでに転職サイトを通して面接時の交通費を出してもらったり、引越し代を負担してもらったりするように交渉してもらいましょう。これも、自分で申し込むのではなく転職エージェントを利用するときのメリットになります。
薬局によっては、求人票に「面接時の交通費や、実際に働き始めるときの引越し代まで含めて負担する」と明記されていることがあります。
例えば、以下は鹿児島県の調剤薬局の求人です。
ここには、引越し代を含めて会社負担にすると明記されています。また、こういう会社だと面接時の交通費も負担してくれる可能性が高いです。
もちろん、求人票に記載がなかったとしても問題なく交通費や引越し代を出してくれる薬局・病院はたくさんあります。こうしたことまで含めて、面接同行や店舗見学のサポートをしてもらうのが正しい転職サイトの活用法です。
面接では一人で行っても問題ないのか
なお、中には転職エージェントと一緒に面接同行をするのを嫌がる方がいるかもしれません。要は、自分一人だけで求人先へ出向き、面接を受けたいと考えるのです。「同席されると気が散ってしまう」「監視されているような気がする」などの理由から、一人での面接を希望するのです。
しかし、転職エージェントは基本的に「あなたの味方」であることを忘れてはいけません。ダメな転職サイトのコンサルタントとはすぐに連絡を切った方がいいものの、良いコンサルタントであると面接時に年収や労働時間の交渉を含め、すべてを代行してくれます。
基本的には、面接が終わった段階ですべての疑問がクリアになっていなければいけません。そのための手段として、転職サイトの面接同行を活用しましょう。
・たとえ一人で面接を受けるにしても、職場見学は行うべき
しかし、大手転職サイトを含めて面接同行などを実施してくれない場合、一人で面接場所まで出向かなければいけません。その場合は面接での詳しい条件交渉はできないものの、店舗見学については必ず実施するようにしましょう。
ここまで述べた通り、店舗見学は大きなメリットがあります。デメリットはほぼ存在せず、職場見学を実施しなかったために転職で失敗した人もいるほどです。
そこで、面接が終わった後に店舗見学を申し出るのです。病院ならそのまま見学することになりますが、薬局やドラッグストアでは場所を変えて現場まで出向くという手間があります。面接同行がない場合は一人で現場まで出向くので気は重いですが、この手間を省いてはいけません。
店舗見学を実施し、実際の調剤室がどのような実態になっているのか確認し、薬剤師がどのように仕事を進めているのかを確認して、さらには生の実情を詳しく聞くようにしましょう。
店舗見学を実施することで、転職で成功しやすくなります。いかなる場面であっても、薬局見学・病院見学は必須だと考えてください。
店舗見学後、お礼や感想メールは不要
このとき、実際に店舗見学を実施した後に、お礼や感想のメールを送る必要があるのか心配する人がいます。
面接時に採用担当者から名刺をもらうことがあるかもしれませんし、薬局見学・病院見学で現場の薬剤師からあいさつされ、名刺を渡されることもあります。このとき、もらった名刺宛てにお礼メールを送る必要性を心配するのです。
これが薬学生の実習であれば、お礼や感想メールを送った方がいいです。ただ、中途採用での転職であると、そのようなことまで考える必要はありません。
薬剤師の転職では、すべて転職エージェントを通すのが基本です。下手にメールを送り、直接やり取りをすると混乱を招くことになります。
また、実際に薬剤師が転職をするときは一社だけを狙い撃ちするのではなく、いくつもの薬局やドラッグストア、病院の面接を受け、職場見学まで実施するのが一般的です。こうしたとき、複数の内定が出た場合は断りの電話を入れる場面も想定され、そのときは転職サイトの担当者が行います。
内定を断る可能性もあることを考えると、お礼や感想メールを送るのは逆に失礼です。応募先に就職することが決定しているのならいいですが、そうでない場合、下手にお礼メールは送らず、すべての段取りを転職エージェントに任せてしまった方がいいです。
・複数の転職サイトを利用すると成功しやすい
このとき、面接同行や職場見学を実施してもらうにしても、一社だけの転職サイトを利用すると失敗しやすくなります。担当者との相性が人によって異なるからです。また、転職サイトによって保有している求人案件が違うのも理由に挙げられます。
さらに、面接同行してくれる転職サイトであっても、以下のようにそれぞれ違いがあります。
- 電話やメールでのヒアリングで求人を紹介し、面接同行・店舗見学だけ同席する
- 事前面談を行い、その後に求人を紹介してくれる(面接同行・店舗見学も同席してくれる)
どちらが優れているとはいえませんが、転職サイトごとに実施してくれるサービス内容は異なります。
このとき、転職を何回も経験している人は少ないため、どの転職サイトのスタイルが適切なのか分かりません。人によって合う方法と合わない方法が存在するからです。面接同行や職場見学をしてもらった方がいいのは確実ですが、どの転職サイトがいいのかは複数に登録してみて、実際に利用しながら決めていくのが最も成功しやすい方法になります。
そこで複数の転職エージェントを利用しながら転職の段取りを進めていき、一緒に同行してもらいながら良い条件での転職を果たすことを考えるといいです。
面接同行と職場見学を活用し、転職を成功させる
このように、1人で求人先に出向くのではなく、転職エージェントと一緒に面接同行してもらうことには大きなメリットがあります。薬剤師の転職で緊張しながら求人先を訪問するのではなく、味方がいてくれた方が面接内容も充実しやすくなります。
ただ、人によっては「自分は北海道や沖縄など遠い場所に住んでいるため、面接同行を実施してくれないのでは」と思う人がいます。しかし、心配する必要は全くありません。
面接同行を実施してくれる転職サイトは、薬剤師による転職先でのミスマッチを防ぐために車・新幹線・バス・タクシーとあらゆる交通手段を使って求人先まで同行してくれます。つまり、沖縄の離島や北海道の僻地に住んでいる方であっても希望すれば問題なく対応してくれます。
このことについて遠慮をする必要はないので、面接同行を活用して満足のいく転職を実現させましょう。転職サイトをうまく利用すれば、転職での失敗を防げるようになります。
ただ、こうした面接同行や職場見学を問題なく実施してくれる転職サイトを利用しなければいけません。こうした転職エージェントとしては、主に以下があります。
・お仕事ラボ
名の知れた転職サイトの中でも、面接同行や店舗見学だけでなく、「求人を紹介する前に事前の面談を行う」ことも可能な転職エージェントとしてお仕事ラボがあげられます。規模の大きい転職サイトの中でも、事前の面談を実施してくれる会社になります。
さらには正社員やパート・アルバイトに限らず、派遣にも強みがあります。あらゆるジャンルで薬剤師の転職を支援できる優れた転職エージェントです。
薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では、頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。
一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。
ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。
これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。
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