薬剤師であっても、当然ながら多くのお金を得たいと誰もが考えます。実際のところダブルワークをしている薬剤師は非常にたくさんいるため、薬剤師が副業をするのは珍しくありません。

そうしたとき、特定の期間だけスポット的に短期でパート・アルバイトをしたいと考える薬剤師は多いです。

日本には数回の長期休暇が存在します。具体的には「年末年始」「ゴールデンウィーク(GW)」「お盆」の3つです。この時期であると、基本的に日本はお休みモードに入り、同時に薬局についても休みとなります。

しかし、こうした時期にアルバイトを入れて稼ぐことも可能です。派遣求人へ登録すれば、実際にこうした時期で入れるバイトが存在します。そこで、薬剤師がどのようにして短期や1日のパート・アルバイトの求人へ申し込めばいいのかについて解説していきます。

長期休暇でも開局する調剤薬局やドラッグストアは存在する

病院であれば、当然ながら365日開いていると分かります。そのため、病院薬剤師については年末年始やゴールデンウィーク、お盆であっても交代制で薬剤師が対応することになります。外来患者を受け付けることはなくても、入院患者については対応しなければいけないからです。

一方で調剤薬局や調剤併設ドラッグストアの場合、多くで年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みなどの長期休暇では休みになります。

しかし、場合によってはこうした多くの人が休みに入る時期であったとしても、開局している調剤薬局が存在するのは事実です。

例えば、面対応薬局や空港近くにある薬局を含め、365日開局している調剤薬局が存在します。例えば、以下は24時間365日開いている調剤併設ドラッグストアです。

こうした薬局であると、たとえ日本が長期休暇に入る日であったとしても開局しています。しかし、正社員を含め多くの薬剤師が休みたいと考えている時期であるため、当然ながら薬剤師が不足するようになります。

その結果、短期や1日だけのスポットバイトとして薬剤師の求人が出されるようになります。

派遣薬剤師の求人で存在する単発バイト

それでは、こうした年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みでの薬剤師のパート・アルバイト求人はどこに存在するのでしょうか。これについては、派遣薬剤師の求人であります。

派遣薬剤師の場合、単発スポットの求人が存在します。こうした求人募集では、短期に限らず1日だけのスポットであっても問題なく働けるようになっています。そのため、派遣薬剤師として登録することを考えましょう。

実際に派遣求人を取り扱う転職サイトに登録すれば、派遣薬剤師として勤務できる求人を発掘できるようになります。例えば、以下は年末年始で働ける調剤薬局の求人募集です。

東京にある調剤薬局から出された求人ですが、このように12月29~31日であっても単発での求人が出されています。薬局によっては、このように年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みに関係なく求人が出されるのです。

ただ、一般的な派遣のように一ヵ月などの期間で薬剤師が必要なわけではないため、こうした1日単位の短期での求人募集が出されるのです。

時給が非常に高いのは魅力の一つ

年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みに副業としてアルバイトを検討している薬剤師の場合、多くの人は「稼ぎたい」と考えてダブルワークをします。それでは、こうしたイレギュラーな場面でのアルバイトはどれくらい稼げるのでしょうか。

年末年始やゴールデンウィーク、お盆にパート・アルバイトをする大きなメリットとしては、時給が非常に高額であることがあります。

派遣薬剤師自体が高い時給を実現できることで知られています。このとき、求人によっては時給3,000円以上は普通です。ただ、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みに働くとなると、どの求人も3,000円以上になると考えてください。

実際、先ほど提示したスポットバイトは時給3,200円です。この求人では10:00~20:00の勤務ですが、休憩1時間だとすると1日9時間労働になります。その場合、1日の給料は以下のようになります。

  • 時給3,200円 × 9時間 = 28,800円

このように、それなりに収入は大きいです。基本的にはよほどのことがない限り、時給3,000円以上は確保できると考えてください。

短期のパート・バイトが可能な薬剤師の条件

しかし、薬剤師免許をもつ人の全員でこうした短期のパート・アルバイトが可能なわけではありません。年末年始やゴールデンウィーク、お盆に副業でアルバイトをするには条件があります。

まず、管理薬剤師の人については法律で一つの店舗に勤務しなければいけないと明記されています。そのため、調剤薬局やドラッグストア、企業などで管理薬剤師として働いている場合、その時点で他の店舗への勤務ができません。

薬剤師として自由に他の店舗で勤務しても問題ないのは、管理薬剤師以外の人になります。実際、以下は薬剤師転職サイトの公式サイトですが、単発の派遣では「管理薬剤師の人は利用できない」と明記されています。

また、たとえ調剤薬局の勤務薬剤師であったり、病院薬剤師であったりしたとしても、短期のアルバイトを実現できないことがあります。

これは、かつて日本で社会問題になった派遣切りがあります。企業の不況によって派遣社員が次々と切られて無職の人が急増したことから大きな社会問題になったのです。これを受けて法律が変わり、「31日以上の労働契約でなければ派遣社員として雇用できない」ようになってしまいました。

当然、これは薬剤師についても例外ではありません。原則としては、1ヵ月以上の雇用契約でなければ派遣社員として就業できないようになっているのです。

薬剤師が1日のアルバイトをする条件

しかし、実際には先ほど示したように年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みであっても問題なく短期での求人が出されています。なぜ、1日単位のスポット求人が存在するのかというと、短期バイトについては例外規定が設けられているからです。

このときの例外規定には、以下のようなものがあります。

  • 60歳以上の方
  • 学生
  • 自分の年収が500万円以上(副業で行う)
  • 世帯年収が500万円以上であり、主な生計者ではない

それぞれについて確認していきます。

・60歳以上の方

60歳以上の人であれば、その時点でどのような場所であっても派遣薬剤師として働けるようになっています。60歳以上でバリバリ働きたい場合、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みにも勤務するといいです。

・学生

薬剤師で学生というと、多くは薬学部6年生に通った後の博士課程(4年間)に通う人になります。こうした学生は雇用保険の対象ではないため、問題なく単発で年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みでもアルバイトをすることができます。

薬剤師免許を持っている学生であれば、時給がいいのでほぼ確実に調剤薬局やドラッグストアでバイトをしているはずです。このとき長期休暇で旅行などに行かず暇をしているのであれば、どうせならアルバイトをするといいです。

・自分の年収が500万円以上(副業で行う)

また、あなた自身の年収が500万円以上の場合であっても問題なく単発バイトをすることができます。

病院薬剤師の場合、給料が非常に少ないので年収500万円はほぼ無理です。大手チェーン薬局についても、収入は低めです。ただ、中小薬局の薬剤師であるなら、たとえ東京や大阪などの都市部であっても少し頑張れば年収500万円以上を達成できます。

こうした薬剤師が副業として単発バイトをする場合、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みでも働くことができます。もちろん、病院薬剤師であっても薬剤師以外の副業で合計年収500万円以上であれば年末年始などに薬局で勤務できます。

・世帯年収が500万円以上であり、主な生計者ではない

結婚している人で夫婦ともに働いている人であれば、旦那と妻で世帯年収が合計500万円以上になるのは普通です。このとき、配偶者の方が高い年収である場合、あなたは「主な生計者ではない」となるため、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みにアルバイトをすることができます。

例えば、以下のような状況だったとします。

  • 旦那(普通のサラリーマン):年収400万円
  • 妻(パートの女性薬剤師):年収200万円

この場合、世帯年収は600万円です。また、パートをしている女性薬剤師の方が年収は低いため、主な生計者ではありません。そのため、この女性薬剤師は単発バイトが可能になります。

長期休暇中の派遣求人に適した転職サイト

年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みなどの長期休暇中に出される期間限定のアルバイトについては、薬剤師に関しては派遣のみで出されます。いわゆるアルバイトの求人情報誌には掲載されていないため、派遣求人を取り扱っている転職サイトに登録しなければいけません。

そのため、こうした短期でのパート・アルバイトを考えているのであれば必ず転職エージェントを利用しましょう。

ただ、大手の転職エージェントであったとしても、派遣求人を取り扱っていないことがあります。そのため、派遣薬剤師を問題なく受け入れてくれる転職サイトを見極めたうえで利用する必要があります。派遣でも問題ない転職サイトとしては、以下の2つが有名です。

  • 薬キャリ
  • ファルマスタッフ

この2つを活用知れば問題ありません。

ただ、当然ながら年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みであっても問題なく開局している薬局は非常に少ないです。そのため、1つだけの転職サイトを活用する人は稀です。短期で働くことを考えている人の場合、ほぼ全員が薬キャリとファルマスタッフの両方へ登録します。

求人の数自体が非常に少ないため、「あなたの家の近くにある薬局」「時給が優れている」などいろんな条件を見ていくと、1つだけでなく複数の転職サイトを利用したほうが良い求人へ応募できる可能性が高まるからです。

そのため、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みにパート・アルバイトを考えている薬剤師は薬キャリとファルマスタッフの両方へ登録するようにしましょう。

勤務時の条件を確認して求人を選ぶ

なお、派遣求人へ応募するときは実際に勤務するときの条件を確認したうえで応募するといいです。求人によって勤務条件がまったく異なるからです。

例えば、派遣薬剤師で困りやすいのは一人薬剤師の求人です。一般的に派遣では監査・投薬(服薬指導)がメインの仕事内容になります。ただ、一人薬剤師だとピッキングの作業まで自分で行わなければいけなくなり、薬の位置や薬局のシステムが分からずに慌ててしまいます。

他には、電子薬歴かそうでないかなどがあります。投薬した後は必ず薬歴入力しなければいけないため、どのような調剤薬局なのか理解したうえで応募するといいです。

例えば以下は埼玉にある薬局であり、電子薬歴が可能な薬剤師を募集しています。12月29日と年末での募集です。

処方せん枚数は1日100枚なので一人薬剤師になることはありませんが、メインの処方せんは内科と小児科なので粉薬を含めて多少は監査が大変になると考えるといいです。

短期間だけパート・アルバイトをする

薬剤師であるなら、年末年始やゴールデンウィーク、お盆休みを含めて仕事が休みになる人が多いです。そうした長期休暇は自由に過ごすことができますが、何もすることがないのであればアルバイトをしても問題ありません。

実際、そうした休みに薬剤師の仕事を入れ、副業として効率的に稼ごうとする人は非常に多いです。

派遣薬剤師は時給が非常に高く、時給3,000円以上になるのが普通です。そのため、正社員で働くよりも高い年収を実現できるのが派遣薬剤師です。例えば、年収500万円の人の時給は約2,600円です。これよりも高い時給で働くことができるのです。

そのため、年末年始やゴールデンウィーク、お盆で時間が余っているのであれば積極的に短期バイトを実施しましょう。単発バイトをするにはここまで述べた通り条件はあるものの、それらをクリアしていれば誰でも可能です。

このとき、以下の2つの転職エージェントへ登録することで求人を提示してもらうようにしてください。

・薬キャリ

転職エージェントの中で非常に多い求人数を誇る転職サイトが薬キャリです。最高クラスの求人数から選べるため、必ず利用するべき転職サイトです。

派遣求人についても取り扱っており、当然ながら単発バイトも存在します。薬キャリを利用し、短期間だけ薬剤師として働くようにしましょう。

・ファルマスタッフ

転職サイトの中でも、派遣薬剤師に強みのある珍しい転職サイトにファルマスタッフがあります。薬剤師が短期派遣によるアルバイトをするとき、派遣求人をたくさん保有するファルマスタッフも活用しなければいけません。

ファルマスタッフの場合、パートを希望する人に対して「時給のいい派遣の方が条件いいですよ」と勧めることもある転職エージェントです。派遣を扱っていない転職エージェントが多いなか、むしろ派遣薬剤師を推し進めている転職サイトになります。当然、単発バイトの求人もたくさんあります。


薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では、頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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・派遣登録し、短期や単発バイトで働く

派遣薬剤師であれば、3ヵ月や半年だけでなく、1日などスポット派遣も可能です。「好きな日だけ働きたい」「多くの職場を経験したい」「今月、もう少し稼ぎたい」などのときにお勧めです。

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