学生のときであれば、何も考えずに遊んで過ごしたり薬剤師国家試験のために必死に勉強したりするだけで問題ありませんでした。特に国試前になると、分厚い参考書を開いて暗記することに必死になったことと思います。

ただ、実際に社会に出ると薬剤師として働くことになり、このとき「自分は就職先について深く考えていなかった」と後悔する新卒薬剤師が多いです。

人間関係が悪かったり、労働条件が良くなかったりして3ヵ月や半年など1年を経たずして職場を辞めて転職する人は意外と多いです。

それでは、社会人一年目の新人薬剤師はどのようにして転職活動をし、良い求人を見つければいいのでしょうか。正直なところ、短期で転職を行うのはあまりよくありませんが、満足できない労働環境で働き続けるのも問題です。

そこで、一年目の薬剤師がどのように転職活動を進めればいいのかについて解説していきます。

一年目の新人が辞めたい・退職したいと考える理由

それでは、そもそもなぜ新卒薬剤師が職場に不満をもち、1年が経過していない時点で辞めたいと考えるようになるのでしょうか。これには、いくつかのパターンがあります。

このうち、最も多いのは以下の4つです。

  • 人間関係の問題
  • 年収・給料でのミス
  • 勉強できる環境ではない
  • 労働環境が悪い

場合によっては「結婚による退職」などの理由はあるものの、就職したばかりの人では少ないです。それよりも、こうした4つの理由が多くなります。それぞれの退職パターンについて解説していきます。

人間関係が悪く放置され、気軽に質問できない

新卒薬剤師が3ヵ月や半年など、一年目で転職しようとする一番の原因は人間関係です。

年齢が若く、新人である以上は立場が一番下の状態からスタートします。このとき、同僚や上司が良い人ばかりであればいいですが、必ずしもそうとは限りません。薬局の管理薬剤師から「使えない」「邪魔だ」といわれたり、上司にあたる病院薬剤師からいじめられたりするのです。

薬学部を出たとはいっても、新人で調剤未経験の状態ではほぼ医薬品知識がありません。知識やスキルがないため、最初の数ヵ月は使えないのは当たり前です。そうした一年目の新人薬剤師に対して、上司がどのように接してくれるのかは非常に重要です。

どれだけ耐えることができる人であっても、毎日のように怒られるような人間関係の悪い職場環境であると居づらくなってしまうのです。そうした辛い環境だと、先輩に質問しようにも聞きにくい環境になります。

新卒での入社というのは、職場環境をまったく理解しない状態での就職になります。そのため、人間関係が良好なのかどうかについては「運」です。働いてみるまで職場環境が分からないため、実際に働いた後に後悔して「辞めたい」と考える薬剤師が続出するのです。

例えば薬局であれば、就職時に少しは職場見学をさせてもらったとしても、必ずしもその職場で働くようになるわけではありません。多くは別の店舗で働き始めるようになります。一方で中途採用での転職であれば、「実際に働く薬局」が分かった状態で転職するため、実際の現場を把握したうえでの転職になります。

このとき、職場見学によって管理薬剤師の人柄や勤務薬剤師・事務員の様子などを含めて、ある程度は分かるようになります。

そのため転職でのミスは起こりにくくなりますが、新卒入社ではこうしたことができないため、運が悪ければ性格のきつい人が集まる職場に出くわしてしまいます。そうして「使えない」と言われ、放置されることもあります。そうなると失敗を恐れ、さらに調剤過誤や投薬でのミスが増えるという悪循環に陥ります。

年収・給料だけで判断して就職先を決め、ミスをした

また、給料の額面につられて就職先を決めてしまった人も失敗しやすいです。要は、求人票だけで職場を判断してしまったのです。年収だけで職場を決めて後悔するパターンは、もともとの給料が高めの調剤薬局やドラッグストアで起こりやすいです。

例えば、調剤薬局は田舎にいくほど高年収なります。このとき、1~2時間の通勤時間をかけなければいけない田舎の調剤薬局へ就職したものの、結局のところ通勤が嫌になって家の近くにある職場へ転職したいと考えることがあります。

ちなみに、以下は北海道の薬局から出された求人です。新人であったとしても、最初から年収600万円を提示されています。

年収600万円だと、月50万円もの給料になります。収入が月50万円の場合、手取りは月に約41万円です。そのため貯金が簡単に貯まり、収入だけを考えると非常に優れています。

実際、私はかつて島根県のド田舎に住んでいたことがあり、その周辺の薬局は入社一年目でも年収600万円以上でした。私の場合は田舎暮らしがそこまで嫌いでなく問題なかったのですが、人によっては田舎すぎたり、通勤が辛かったりして高収入でも辞めるようになるのです。

また、本当は病院薬剤師としてスキルを磨きたいという考えがあるにも関わらず、年収の高い調剤薬局やドラッグストアに就職してあまりうまくいかず、結局のところ病院薬剤師へのあこがれが増す人も多いです。

20代のうちは多くのことにチャレンジする必要があります。そのため、年収だけで判断するよりも「いま自分が本当に行いたいことは何か」を考えなければいけません。

月収が低すぎて、日々の生活が苦しい

しかし中には、反対に「収入が低すぎるために薬剤師を続けられない」と考える人もいます。きれいごとだけでは片づけられないのがお金の問題です。特に奨学金や国試浪人などによって、多額の借金返済を行わなければいけない新卒薬剤師は多いです。

こうしたとき、病院薬剤師で特に起こりやすいのですが、給料が低すぎるという問題です。例えば大学病院の場合、月収20万円程度からのスタートです。月の収入が20万円の場合、手取りで約16万円と非常に少ないです。これでは、貯金はまったくできません。

これほど待遇が悪くなくても、大きな病院であれば月の給料は高くても24万円ほどです。例えば、以下の病院薬剤師の求人募集は月収219,440円(約22万円)からのスタートです。

参考までに、薬剤師の初任給(月収)は一般的に以下のようになっています。

職種 初任給
調剤薬局 24~30万円
病院 20~24万円
ドラッグストア 28~30万円
一般企業(製薬会社など) 22~26万円

ここから月々の奨学金の支払いを行っていると日々の生活が苦しくなることがあります。そうした場合、調剤薬局やドラッグストアでの勤務を検討した方がいいかもしれません。

調剤薬局であってもスキルを磨き、活躍している薬剤師はたくさんいます。必ずしも「調剤薬局は学びが少なく、病院では多くのことを経験できる」というわけではありません。本人の心構え次第でいくらでもスキルアップは可能です。

・奨学金の支援制度を活用する

なお、特に奨学金の返済に苦労している薬剤師の場合、奨学金の返済支援サポートを受けられる薬局や病院へ転職するのは非常に効果的です。これであれば、給料とは別に返済の肩代わりをしてくれるため、一気に負担が楽になります。

例えば、以下はファーネットキャリアという転職サイトが出している「卒業後の奨学金返済サポートのある薬局や病院の一覧」になります。

たくさんあるので全ては掲載していませんが、薬局に限らず病院でもこうした制度を整えています。転職エージェントを活用し、支援してくれる職場で働きながら勉強させてもらい、さらには金銭的な負担についても軽くすることを考えるといいです。

薬局や病院で新人研修プログラムがなく、勉強できる教育環境ではない

大手チェーン薬局を含め、大企業であるとどこも新人向けの研修カリキュラムがあります。例えば私が新卒で入社したときは1ヵ月ほど新人研修プログラムが実施され、接遇を含めさまざまなカリキュラムがありました。研修では自分の目標や抱負を設定する場面もあります。

こうした教育制度があり、社内ルールを学んだあとであれば安心して現場に出ることができます。

これら研修制度は新人だけに限らず、実は中途採用での転職でも存在します。調剤や服薬指導を含め、未経験者には教育研修を実施するのです。例えば、以下は大阪の調剤薬局が出している求人です。

このように研修プラグラムは新人だけの制度ではありません。ただ、病院や中小薬局であると研修のカリキュラムがあまり整っていないことがあります。

・勉強できる環境は非常に重要

しかし、実際のところ新人研修プログラム以上に重要なものとして「現場で働き始めた後に勉強できる職場環境かどうか」という点があげられます。

若い薬剤師にとって学べる環境は非常に大切です。総合病院であれば問題なく勉強できますが、慢性期や専門病院だと急性期病院のような環境ではありません。他にも薬局であれば「眼科の前にある薬局なので、目薬ばかり取り扱っている」「皮膚科メインなので塗り薬ばかり」などのことは普通です。

この場合だと、分からないことを放置せずに学ぼうとしたとしても、学べる分野が極端に絞られているため勉強できる範囲が狭いです。

また、大手チェーン薬局では収入が低いわりに無駄な残業が多く、薬剤師会のセミナーに出席するための時間すら取れないことがあります。

このように人によって理由は異なりますが、「このままでは学べることが少ないのでは」と不安に考え、悩むようになります。その結果、退職を検討するようになるのです。

調剤薬局、ドラッグストア、病院で聞いていた労働条件と異なる

また、労働条件での食い違いによる転職も多いです。薬局や病院で実際に働き始めると、働く前に聞いていた条件と違うことがたくさん判明することがあるのです。

例えば、「昼休憩は1時間」となっているはずなのに、実際は15分ほどで昼ご飯を食べて仕事を続けているというケースです。また、残業代が出ると考えていたにも関わらず、実際にはサービス残業が常態化していることは多いです。

これはよくあることであり、求人票には労働条件が書かれていたとしても、実際には守られていないことがあります。現場の雰囲気や同僚薬剤師の考え方によって、勤務状況は大きく変わってきます。

また、新人教育研修のカリキュラムがあると聞いていたとしても、実際のところ研修や指導を含めまったくないことがあります。こうした疑問を生じたとき、一年目の新人薬剤師は転職を考えるようになります。

自分に甘えていないかを判断するべき

薬学生のときは国試に受かることが第一であるため、就職先のことまで本気で考えている人は少数です。そのため、上記のように就職先を間違えることがあります。

ただ、新卒薬剤師の中には「本当は良い職場であるにも関わらず、自分の甘えによって転職したいと考えているだけ」の人がいることも事実です。どのような場合に甘えが出ているのかについては、以下のようなケースがあります。

単純作業ばかりを行っている

中には、調剤薬局や調剤併設ドラッグストアで働いていて「単純作業ばかりしていて、仕事がつまらない」と考える新卒薬剤師がいます。要は、学生のときよりも頭を使う回数が減ったと考えるわけです。

ただ、この考え方は薬剤師のことを本当の意味で理解していないといえます。本来、現場に立っているからこそ必死で頭を使う必要があります。

例えば、目の前におじいちゃんがいて薬局内で薬を渡すとします。このとき、おじいちゃんが口では「症状が落ち着いている」とはいっても、実は薬が飲みにくくて家で薬がたくさん余っていることはよくあります。以下は実際に薬局へ持ち込まれた残薬ですが、このような残薬が存在するのは珍しくありません。

また、年齢の高い人に服薬指導(投薬)をするとき、代謝機能が落ちていないか症状を聞いて観察しなければいけません。

薬についても、ネット上の情報だけでなく書籍から学んだり製薬企業に問い合わせたりする必要があります。粉砕可否や一包化、副作用情報を含め問い合わせなければ分からない情報はたくさんあります。さらには患者さんだけでなく、医師や看護師から薬のことについて聞かれます。

調剤した薬を渡し、ありきたりの説明をすることだけが薬剤師ではありません。こうした事情があるため、知識を補うために薬剤師会や製薬企業が開催する勉強会へ多くの薬剤師は出席します。薬局でも病院でも、以下のように薬剤師向けの勉強会開催の案内は必ず来ています。

本来、新人薬剤師であるほどこうした会へ出席して学び取らなければいけません。本だけの知識ではなく、こうした場で勉強したことを現場で活かすことを意識すれば、調剤薬局であっても非常に頭を使うことになります。もし、薬剤師として働いていて「学ぶ機会が少ない」と感じている場合、あなたの考え方が甘いといえます。

もちろん、会社(薬局)が薬剤師会に所属していなかったり、そうした外部の勉強会にも出席できなかったりする職場環境であれば、それは会社側が全面的に悪いです。

単なるピッキングマシーンになっていたり、勉強の機会がなかったりする場合は転職をして会社を変えるべきです。先に述べた通り、眼科メインの薬局であれば処方せんの内容が偏り、刺激が少ないかもしれません。

さらには病院薬剤師であっても、他の業務を一切せず朝から晩まで1日中混注や粉薬の調剤だけを行うケースがあるため、こうした場合も同様に転職を検討しても問題ありません。

周囲の薬剤師と比べてみる

自分の労働環境が良いのか悪いのかについては冷静に判断しなければいけません。このとき、有効なのは周囲にいる薬剤師と労働条件を比べてみることです。

例えば、「休日が少ない」と考えて転職を検討する人はたくさんいます。ただ、実際に休日の日数を聞いてみると、かなりの休日を取っていることがあるのです。

1年間は52週なので、週休二日では「52週 × 2日 = 104日」の休みがあります。ここに祝日を加えると、年間の休みは120日ほどです。ただ、中には年間120日以上の休みをもらっているにも関わらず、「職場の休日が少なく辛い」と考えて辞めたいと思う人がいます。

しかし、この場合は既に平均よりも多くの休日をもらっているため、たとえ求人募集を探したとしても、より良い条件の職場を探し当てることはできません。たとえ退職したとしても、以前よりも悪い条件で働くことにつながり、再び辞めるようになって転職を繰り返すことになりかねません。

こうしたことがあるため、一年目の新卒薬剤師であるほど「いまの職場は環境が良いのか悪いのか」を冷静に見つめなおす必要があります。

そこで、周囲の薬剤師と労働環境を比べるのが重要です。このときは学生時代の友人と比べても無意味なので、同じ地域で働く周辺の薬局や病院の薬剤師へ年収・労働条件などを聞くといいです。薬剤師会へ出席すれば、こうした薬剤師友達をいくらでも作ることができます。

そうして薬剤師の実態を聞いていけば、いま自分が置かれている状況が客観的に分かってくるようになるはずです。

職場環境が悪い場合、見切りをつけて転職するべき

一般的には、3年間はいまの職場で頑張るべきだといわれています。ただ、薬剤師も同様に3年間は同じ職場で頑張らなければいけないのでしょうか。

自分に甘えがあって転職したい場合は辞めるのではなく、退職を思いとどまっていまの職場で勤務を続けるべきです。ただ、そうでない場合はたとえ3ヵ月や半年など新卒一年目で在籍日数が少なくても転職を考えて問題ありません。

このとき、薬剤師の場合は一般的な職業とは大きく立場が違います。一般的な職業の人が転職を行うとき、スキルや知識がなければ転職先に受け入れてもらうのは難しいです。中途採用では基本的に即戦力を求められるからです。

一方で薬剤師の転職は即戦力というよりも、薬剤師業務を行える(薬剤師免許をもっている)ことが求められます。そのため、転職先がたとえ総合病院であったとしても、20代の新卒薬剤師であれば年齢的には問題ありません。

 

なぜ、最初の就職で失敗したのかを深く考えるべき

ただ、転職を行うにあたって考えるべきは「なぜ最初の就職先で失敗してしまったのか」ということです。新人のときに転職を繰り返すわけにはいかず、次の転職では成功しなければいけないため、この部分を深く考えなければいけません。

多くの場合、薬剤師国家試験が最も重要なので、就職先を適当に決めてしまう人がたくさんいます。先に述べたように、「年収がいいから」という理由で求人票だけで判断してしまったり、家の近くにある職場へ何となく応募したりするのです。

また、大学の教授から就職先を紹介してもらうケースも就職先の失敗で多いです。確かに大学の教授は人間的に非常に信頼できるものの、キャリア形成に関しては素人なので良い就職先かどうかの判断はできません。

・転職サイトの利用が一般的

そのため転職では、転職エージェントの活用が普通です。自らの判断で求人を探したり、大学教授のおすすめで転職先を決めたりするときに比べて、以下のような利点があるからです。

  • 年収や労働条件の交渉をしてくれる
  • 職場見学により、一緒に働く人の雰囲気が分かる
  • 転職後のフォローまで実施してくれる

特に職場見学をすれば、薬局やドラッグストア、病院の雰囲気だけでなくどのような機器類がそろっているのかまで含めて、尋ねれば解説してくれます。

例えば、以下はある調剤薬局に設置されている監査マシーンです。

ここにセットすることで、処方せん内容と薬の重さを自動的に読み取り、問題ないか監査チェックしてくれます。また、写真として残るので「薬の入れ忘れがある」とクレームが来たとき、画像として証拠を提示できます。調剤過誤によるミスだけでなく、クレームも減らせるのです。

これらを踏まえたうえで、転職に当たって優先すべきこと(絶対に譲れないもの)を書き出すようにしましょう。それと同時に、妥協してもいい事柄も書き出しましょう。「年収」「残業」「スキルアップ」「休日」など、項目はいくつもあるはずです。

優先すべきものや妥協してもいいものが明らかになれば、次にどのような職場へ転職すればいいのか明確になってきます。それらを転職サイトの担当者に伝えることで、より条件に合う求人が提示されるようになります。3社以上の転職サイトを利用することで、適切な求人募集へ応募しなければいけません。

次は長く勤められることを求人先へアピールする

「甘え」からくる退職理由であれば、転職活動を開始しても成功することはありません。一方で「職場で指導されず放置され、それどころか調剤ミスをすると笑われる」「病院内で注射剤の調整(混注)しかさせてもらえない」など、明らかに労働環境が悪いことがあります。

こうした場合であれば、一年目の新卒薬剤師であっても転職によって成功できます。

ただ、3ヵ月や半年など短い期間で転職することになるため、この場合は先に述べたように「なぜ最初の就職先で失敗したのか」を考え、勤務条件の中での優先順位を明確にし、次の転職先ではどのような職場環境を望むのかを明らかにしましょう。

そうしたことを考えたうえで、求人先(薬局や病院など)の企業に対して「新卒のときは何も考えずに漠然と就職先を決めて失敗したため、次は○○を実現できる御社で長く働きたいと考えている」ことをアピールしましょう。

履歴書には必ず志望動機(自己PR)の欄があります。

ここで、今度こそは長く勤められることを求人先の企業にアピールするのです。例えば、以下のようになります。

新卒で入社した職場は研修がなく、認知症メインの薬局だったので数種類の薬を主に取り扱うだけでした。そこでさまざまな処方せんを受ける調剤薬局で勤務することにより、たくさん勉強できる環境に身を置きたいと考えるようになりました。

御社は総合病院の前であったり、複数医療機関の処方せんを受けたりする薬局がたくさんあります。そうした環境で服薬指導(投薬)の技術を学び、患者さんへ貢献していきたいと考えています。

本来、「職場環境が悪い」「同僚との人間関係が良くない」「学びが少ない」などネガティブな理由を履歴書や面接などで述べてはいけません。

ただ、一年目の新卒薬剤師の場合、「こういう職場で働いてはいけないことが分かった」ということを学び、次の職場では長く働けることを述べるようにすれば問題ありません。

新人薬剤師が中途で求人募集へ応募する

参考までに、私は新卒入社した会社を3年経たずに辞めています。また、周囲の薬剤師を見ても数年で会社を退職し、別の職場へ移る人はたくさんいます。当然、一年目の新人についても同様です。

ただ、このときは注意点があります。それは、「本当に転職するべきか」ということです。自分の甘えから会社を辞めたいと考えている人も実際のところ多いため、この場合は転職で失敗する確率が高く、退職を取りやめた方が無難です。

しかし、人によってはそうではなく明らかに人間関係が悪かったり、劣悪な労働環境だったりすることがあります。勉強できない職場であることも多いです。その場合は仕方ないため、転職サイトを利用することで早めに良い職場で働くことを検討するのが適切です。

あなたの中で不満があるからこそ、辞めることを考えているのだと思います。そうした辛い環境から抜け出したい場合、まずは転職条件の優先順位を明確に決めるようにしましょう。これらを踏まえて転職エージェントと相談しながら活動していくことで、ようやく最適な職場を見つけられるようになります。


薬剤師が転職するとき、求人を探すときにほとんどの人は転職サイトを活用します。自分一人では、頑張っても1~2社へのアプローチであり、さらに労働条件や年収の交渉までしなければいけません。

一方で専門のコンサルタントに頼めば、100社ほどの求人から最適の条件を選択できるだけでなく、病院や薬局、その他企業との交渉まですべて行ってくれます。

ただ、転職サイトによって「電話だけの対応を行う ⇔ 必ず薬剤師と面談を行い、面接同行も行う」「大手企業に強みがある ⇔ 地方の中小薬局とのつながりが強い」「スピード重視で多くの求人を紹介できる ⇔ 薬剤師へのヒアリングを重視して、最適な条件を個別に案内する」などの違いがあります。

これらを理解したうえで専門のコンサルタントを活用するようにしましょう。以下のページで転職サイトの特徴を解説しているため、それぞれの転職サイトの違いを学ぶことで、転職での失敗を防ぐことができます。

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